ホーム
会社情報
製品情報
技術トピック
求人情報
サイトマップ
メールマガジン
お問い合わせ

株式会社江口高周波

ホーム > 技術トピック > 第3回テーマ

第3回テーマ

『誘導加熱の原理』

図1のように、交流電源に接続されたコイル(螺旋状に巻かれた導体)に交流電流が流れると、コイルの内部と外部を回る図のような磁界が出来ます。
この磁界の向きは、交流電源の周波数に同期して向きが交互に変わりますので、「交番磁界」と呼ばれます。


図1.コイルに電流が流れると磁界が発生する
図1のコイルの中に金属が入った時の状態を図2に示します。
金属の中で磁界が変化すると、その金属には「誘導電位」と呼ばれる電圧が発生して、その金属には電流が流れます。
磁界の変化で金属内に流れるこの電流を「誘導電流」、あるいは「渦電流」と呼びます。


図2.交番磁界により金属内に誘導電流が流れる
電気ヒータと同じように、抵抗を持つ金属に流れる電流で、金属(被加熱物)が加熱される原理を利用したのが「誘導加熱」で、家庭用のIH炊飯器から自動車工場や製鉄所で使われる大型の加熱装置まで、幅広い分野で利用されています。

戻る